□ 建物名:赤田の家
□ 所在地:那覇市首里赤田
□ 構造:RC壁式構造
□ 屋根:RC勾配屋根
□ 外壁:コンクリート打ち放し
□ 建設年:1992年
△□撮影年月日:2011・2・10
△□撮影年月日:2011・2・10
△□撮影年月日:2011・2・10
△□撮影年月日:2011・2・10
□伝統の味を受け継ぐ 沖縄の正月
□家族そろって作る伝統の正月料理
□那覇市首里の閑静な住宅街んびある、沖縄料理研究家・仲田幸子さんのご自宅。今年琉球大学農学部を退官したご主人と首里そばを経営する息子さん家族の三世代で仲良く過ごす仲田家の正月を訪ねました。ラフテー、クーブイリチー、イナムドゥチ、チリビラアンダギー・・・・・。仲田家の正月は、幸子さんの実家の母・貞子さん直伝の伝統料理の数々が食卓を、家族全員でにぎやかに囲みます。
仲田さんは四人兄弟の長女として、首里赤田町で育ちました。沖縄の祭事料理から沖縄そばまで、幼いころから母の貞子さんに丁寧に教えられたといいます。大晦日には、幸子さんがかって母から手ほどきを受けたように、お嫁さんやお孫さんたちと並んで台所にたちます。「 クーブイリチーの昆布は五本くらいまとめて、さらにその上に斜めにぐるぐる巻き付けて棒状にするの。こうすると一~二ミリ幅に切りやすいし、歯ごたえも良くおいしく仕上がるのよ」にぎやかな笑い声の渦の中で、和気あいあいと正月料理の準備が進みます。
家族に人気のメニューは、カリカリに揚げたチリビラ(ニラ)アンダギー。仲田家では「がりがり」とよばれ、幸子さんも幼いころから大好きだった定番の一品です。「がりがりちょうだい!」 お重に詰める前に、お孫さんたちの手がのびます。「おばあちゃんは小学生のころからお重に料理を詰めていたのよ」幸子さんが受け継いだ伝統の味が、新しい世代に受け継がれていきます。
△週間 かふう 2011年新春号
△週間 かふう 2011年新春号
△週間 かふう 2011年新春号
□ 沖縄-働く女性のための情報誌
i -woman
vol.5 2010.11.27
▽沖縄の清ら心を大事に、食文化を守る。茶房レストランファンファーレ・首里そば 仲田幸子